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業績の陰に見守る心


社長ってなかなか待てないような気がします。同じ経営者として、待てない社長の気持ちがよくわかります。私もわかっていても、つい待てません。


社長はいつも会社のことを考えています。

様々なカンや経験を動員して目いっぱい考えています。

自分が一生懸命な分、幹部や社員のアイデアや仕事ぶりが自分の基準の6割や7割ではなかなか満足できません。OKも出しにくい心境になります。

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そうなると幹部や社員は「社長には何を言ってもだめ。

社長が全部決める。ついて行きさえすればいいんだ」と、

仕事に対する積極性を失ってしまいます。


ですが、それでいいんでしょうか。社員も社長も働いて

幸せになれるか・・・

 

内心では、社員がもっと積極的になってくれたらと思っている。

 

今、社長が10割の水準で仕事ができるのは、それだけしっかり

経験を積んで、それだけ考え続けているから。

同じ事を今、10割の水準で社員に仕事を要求したら、できるでしょうか。


社長と同じ経験もしてない、社長みたいに四六時中会社の事をあれこれ考えていないかもしれない社員には、難しいかもしれません。

 

そこで社長に「6、7割OKだったら、OK出してください。走り始めたら必ず彼らの景色変わりますから。経験してわかることも必要じゃないですか」とお願いすることにしています。


プロジェクトが動き出したら、「まず見守ってください。不満なことが起きたら、まず一度一緒に伝え方考えましょう」と言います。

 

恐らく「おいおい、ずいぶんまだろっこしいじゃないか」などと不安になりながらも、喉まで出かかっている言葉を辛抱して社員を見守ります。

そうすると、ある時社長には思いもつかなかったようなアイデアが出てきたりします。


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ある幹部会議。 あれこれと自分の考えを押し付けようとした幹部に、社長がこう言ったのです。

「僕らの考えだけでなく、彼らからももっといいアイデアが出てくるに違いないのに、一方的に押し付けていたのでは もったいない」と諭しておられました。

 

私は「社長、すごい」と思いました。社長は社員の姿を見て変わりました。

社員は、その社長の姿を見てまた変わっていくのです。

 

人は人との関わりの中で、色々なステップを刻みながら変わります。

 

できなくても、ああでもないこうでもないと格闘している自分の姿を自分で振り返る時、「自分は最善・最高・最大限を目指しているか」と、自然に反省できるようになっていきます。

 

仕事が楽しく、姿勢が前向きになって、実績も自然とアップしているのです。

いかに早くそのことに気づいて実践するか、だと思います


2024.7.4 by Toyoko.Y


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2024年07月03日

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