先月、3回目の車検。ということは購入から丸7年たったんですね。
以前、運転機会が多かった頃は、3年で10万キロを超えたため、車検を受けることなく乗り換える状態だったことを思うと、随分長く乗っています。
調子よく走ってくれて、今のところ乗り換え予定はありません。
70歳を超えると「高齢者講習」、75歳を超えると「認知機能検査」、免許証自主返納を推奨されることを考えると、次に乗り換える車(乗り換えるとすれば、の話ですが)が人生最後の車になる可能性が高く、できるだけ自分の上質世界に添った車を選びたいなあ、と思います。
ところで、この頃、運転していて感じることは
車が大きくなってきましたね。バブル崩壊後、軽自動車やコンパクトカーに乗り換える人が多かったようですが、ラージサイズのミニバン、レクサス、ベンツやBMWといった高級車が増えたように思います。
軽自動車もすごく走りますね。性能がよくなったのでしょうね。
運転支援システムの精度も上がっているようです。
でも、自動車の性能に対する信頼感が高いからでしょうか。
危ないなあ、怖いなあ、と思う運転を今まで以上によく見かける気がします。
車間距離が詰まった運転、第1走行車線から第3走行車線・その逆と一気に渡っていく車、右へ左へと車の間をすり抜けて車線変更を繰り返す車、登坂車線をすごいスピードで追い抜きに使う車、無理矢理割り込む車(後方が広く空いていても、他車の後ろではいけないようです・・・)。
職場の安全運転を担う役割を経験したこともあり、運転については敏感なところがあるのかもしれませんが、事故=中でも人身を伴う事故=を起こすと、内容によっては人生が変ってしまうことを思うと、臆病なぐらい安全については慎重な方がいいと思うのです。
運転行動には「認知」「判断」「操作」の3要素がありますが、事故原因で最も多いのは「認知ミス」。
運転が人間の行動である以上、事故や違反を100%防ぐことは出来ないのかもしれません。しかし、たとえ事故に到ったとしても、最小限の被害に抑える、そのために必要な行動は意識して取るべきでしょう。
時計回り乗車、スピード、車間距離、一旦停止、目視、危険予知、イライラを運転に持ち込まない。
運転時に意識的に自分自身に言い聞かせることです。(いくら安全運転担当を経験したとはいえ、意識していないと漫然運転にもどってしまいます)
後続車や周囲の車に自車の動きでブレーキを踏ませないこと。これも大事だと思っています。
安全運転について書き出すと次々でて来るので、また次の機会に。
年齢と共に、認知機能や反射神経など身体・判断能力が落ちてくるのは確かでしょう。
ニュースなどでは、“高齢者がお店に突っ込んだ”“高齢者が高速道路逆走”など、危険な高齢者の運転・事故と報道されますが、高齢者に限ることなく、現代人は危険予知が弱くなると共にイライラ感が高まっているのかなあ、と思うこの頃です。
どうぞみなさん、ご安全に!!
by H.Taniguchi