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両親の介護から学んだこと、自分の老後生活

5月22日のブログの続編です。


3月に3週間のバリ島での語学留学から帰国した途端に、

母の認知症の症状が重くなり、

一時は食事を自分で食べられない状態になってしまいました。

妹夫婦が同居してくれていて、私が隣家に住んでいるとは言え、

3度の食事の世話、日々のトイレ介助や入浴介助はとても無理な状態でした。

介護サービスは利用できるだけ利用させてもらっても、

妹の体調の悪さも重なって私の心身は最悪


孫たちの協力を得たり、介護サービスの利用方法も介護イラスト

ケアマネージャーさんと十分相談しながら、

徐々に皆が慣れてきたのが2か月も経った6月頃でした。

わたしたちが落ちついてきたからか、

またそれに加えて母が嫌がっていたショートステイも、

結局一度も利用することなくキャンセルしたことで

ほっとしたところもあるのでしょう


最近では、自力で食事もトイレも行けるようにまで回復してきています。

「自宅でマイペースで過ごしたい!」いう母の強い願望があり、

私達こどもからの介護サービスの強要で

ストレス反応が強く出てしまったのでしょう。


『脳の創造性』と選択理論心理学では表現されますが、

自分の望むことがあり、それを手に入れようと様々な行動を脳は考えます。

まずは今まで行動して上手く行ったことを行い、

それが上手くいかなければ、さらに良いと思われる行動をさまざま試します。

そしてそれらの行動が上手く作用せず、

それでもいわゆる『望む結果』を手に入れようとして

様々行動してみたが万策が尽きた時、

体にさまざまな症状さえ造り出してしまうことがあります。


デイサービスでさえ前日から行くことを嫌がり辛がって、

いよいよ当日の朝には熱を出すことの繰り返しだった事実を見ても

納得がいくところです。

もちろんデイサービスもショートステイも利用せずに済めば

そうさせてあげたかったのですが、

家庭の事情もありやむを得ず利用をきめたのでした。


今では入浴介助に週2回来ていただき、

医師の訪問診療を週1回の利用だけにしました。

母はそれらは楽しみにしているようなので良かったです。


また94歳の父が少しずつ弱って来たことも

母がしっかりしてきた理由かもしれません。

前回でも書きましたが仲の悪い夫婦ですが、

「父のために何かしてあげなければ」という思いも

大きいのではないかと想像します。夫婦のことはその夫婦にしかわかりません。


そして自分たちの老後も見据え、

いまから「より良い関係の夫婦」にと努力はしていますが、

こちらもなかなか手強いですね。

なぜなら相手があることなので一人の努力ではなんともならないこともあり、

相手を変えようとすれば関係は悪化します。

お互いが望む世界(どんな老後を送りたいのか)の共有から始めようと思いました。

 

 そして、今回私が「自分たちの老後、より良い夫婦関係を見直す」ことは、

多少の波風を夫婦の間に立たせることになってしまいました。

結婚生活こそ45年以上と長いのですが、仕事柄、単身赴任生活がほとんどでした。

その長く離れて暮らしている間に、

お互いに相手に求めるものや、相手の得意不得意の理解が

実情とすこしずつズレが生じてきていました。

いわば、相手に自分の理想を求めるようになっていたと言えるかもしれません。


「部屋が汚い」と言われたときには

(何年私を見てきたんじゃい!掃除が大の苦手だと知らんかったんかい!?)

と思いましたが、言えてません!

しかし態度に出ていました!(笑)


これまでは、久しぶりに帰宅した夫と家族との束の間の時間を

大切に思うあまり、「私さえ我慢すれば・・・」と飲み込んでいた、

溜まりに溜まってきた感情に気がついてしまったのです。

どす黒いマグマの粘度は高く、このままにしておけば間違いなく大噴火です!


そろそろ退職して戻ってくる夫と、

どのようにお互いに妥協しながら暮らしていくのか想像がつきません。

大噴火する前に、小噴火でガス抜き?妥協点の擦り合せをしていく必要があります。


老いた両親の介護から夫婦の大切さを知り、老後写真

そのために今からすべきことに気づき、

夫の退職後のふたりでの心穏やかな生活のための話し合いを始めたいと思います。

多少の波風はしかたないかな。


一緒に暮らす夫婦がどんなものかちょっと想像が出来ない私です。

お互いに我慢できるのかなあ・・・

夫婦喧嘩、みなさんされますか?あなたの流儀があったら教えて下さい!


by Ryoko


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