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未来の地球を笑顔にするために

人のいない東京

高いところから様々な建物を眺めていると、ふとこんなことを考えることがあります。

もしも、いまこの地球から人間がいなくなったら、一体どうなるのだろうか。

人類が築いたオフィスビルや商業施設、高層マンション、道路、鉄道網…。

当たり前のように広がる人間の活動の跡は、人類が消えた世界でどんな意味を持つのかと…

 

鍵もかけられず吹きさらしになった建物は、動物たちの風よけや雨宿りにはなるかもしれません。けれど、植物にとっては太陽の光を遮る厄介な存在です。

 

では、地球上で人間が占める土地はどれほどなのでしょうか。

たとえば千葉県の人口密度を基準にすると、人間の居住地は地球の陸地のわずか約4.4%程度とも言われます。

数字だけを見れば、「私たちはそれほど自然に影響を与えていないのでは?」と思うかもしれません。

温暖化

けれど、そこには大きな落とし穴があります。

ここ100年で、指数関数的に増え続け、まだ伸びやまない人口。

人類誕生から数えて総勢1000億人といわれる中で、現在の地球では約80億人(8%)が暮らしています。そこから生まれる空気や水の汚染、騒音、温室効果ガス、過剰な廃棄物…。

これらは面積の問題ではなく、地球全体に広がる深刻な環境負荷です。


そして、急激に進歩・発展した世の中で暮らす人間の営みは、私たちも含め多くの動植物の命にも影響を与え続けています。

最近のニュースで言えば世界規模の様々な異常気象、野生動物の頻繁な出没、山林火災…


もし人間がいなくなれば、多くの動植物にとっては「ほっとする瞬間」になるかもしれません。とりわけ、捕食の心配がなくなる生きものたちにとっては、まさに「解放の日」となるでしょう。

 

けれど、人間と共に暮らしてきたペットたちや、丹精込めて育てられた花や作物たちは、何を思うのでしょうか。

それは、私たちが勝手に想像しても答えが出るものではありませんね。

 地球ファミリー

だからこそ、日々の忙しさに流されず、ほんの少し立ち止まってみませんか。

生きものたちと私たち人間が、これからも共に生きていくために、何ができるのか。

つい見落としてしまいがちな「生物多様性」について、

そして、地球とそこで暮らすすべての命に、心を向け、耳を澄ましてみましょう。

 

未来の地球を笑顔にするために

確かに物価も高くなっているいま、フードロスを減らしたり、車の使用を控えたり、リユースやリサイクル、家庭菜園、地産地消など、すでに一人ひとりができることに取り組まれていると思います。

その小さな一歩も確実に大切な歩みです。けれども、地球という大きな家族の未来を考えると、やはり「もう一工夫」、次のステージへ進む時期に来ているのではないでしょうか。


たとえば、コロナをきっかけに広まったリモートや在宅勤務、東京都が今月から始めた新築住宅への太陽光パネル設置義務化、関西万博にも使われ、今年から始まる新しい「ペロブスカイト太陽電池」の実用化、積水ハウスの自然環境と共生する「5本の樹」計画のように、世の中全体に広める取り組みを進めることで、点の努力を線に、線を面に広げていくことができます。


ミャクミャク2

そして、今日から始まった関西万博、2025mの大屋根リングの中と外で繰り広げられる新しい世界の未来予想図。

SDGsを2030年までに達成するためのプラットフォームとしても位置づけられているこの万博を弾みに、すべての生き物にとっての持続可能な社会の実現を目指して、世界全体が大きなうねりとなれば、未来の地球に笑顔をミャクミャクとつないでいける。


その流れの中で、それぞれの立場からポジティブな変化を日常にできれば、きっと次の世代に誇れる景色になるはずです。


2025.4.14 By M.Tamura


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