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10周年を迎えて ― 私たちのNPOの歩み

NPOロゴfb

私たちのNPO

「幸せに生きる力を育む研究所」 が10周年を迎えることができたのは、

運営に関わる理事やワークショップの仲間同士の心地よい関係性、

そして私たちの活動に共感し、支えてくださった多くの方々のおかげです。

心より感謝申し上げます。


この節目にあたり、

「私たちは、どのように生まれ、どんな物語を紡いできたのか」

を、あらためて振り返ってみることにしました。

このNPOの発起人は6名。


インタビュー2

今回は、副代表2名に、設立当初の想い、活動の流れ、

そしてこのNPOが大切にしてきた基本的なスタンスについて語ってもらいました。

その内容のポイントを、以下に整理し、皆さんと共有したいと思います。


1.物語の出発点は「幸せな幼稚園」から

物語の始まりは、

伊原代表が理事長を務めていた、北海道・釧路にある

3つのフレンドようちえんでの取り組みです。


フレンド幼稚園

このプロジェクトは、

「職員がイキイキと、楽しく働けることが何よりも大切」

という伊原理事長の考えから始まりました。


恐れや強制で人をコントロールするのではなく、

「すべての行動は自ら選んでいる」という、

脳のしくみを説明した選択理論心理学の考えをベースに園を運営する取り組みです。

全職員が選択理論心理学を学び、日々の実践に取り組みました。


その結果、職場の人間関係が良くなり、笑顔が増え、

3つの幼稚園同士の協力や絆も深まっていきました。

仕事はより創造的なものへと変化していきました。


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子どもたちとの関わりにおいても、

自主性を育てるさまざまな工夫がなされ、

園児自らが高いレベルの取り組みにチャレンジする姿が見られるようになりました。

また、保護者との協力関係もより強いものになっていきました。


人口減少により町全体の園児数が減る中でも、

この幼稚園は、願書受付に夜中から並ぶ人が出るほどの人気園となりました。


伊原会長

2.そしてNPO法人が生まれた


「多くの人に、選択理論心理学に出会ってほしい」

伊原代表のこの一言が、この団体の原点です。

その想いに強く共感した山本副代表と仲間たちが集まりました。


正直に言えば、最初から明確な活動計画があったわけではありません。

ただ、強い想いだけがありました。

「とりあえず、器をつくって、やってみたら?」

くまさん副代表のこの一言で、

NPO設立の話は、驚くほど自然な流れで進んでいきました。


今思えば、とても軽やかな決断だったかもしれません。

しかしそれは無責任さではなく、

すでに現場で確かめられていた確信があったからこその軽やかさでした。

行政との連携や社会的な広がりも見据え、

自然な流れでNPOという形を選択。


そして 2015年3月31日

「幸せに生きる力を育む」教育の創造と普及を目的に、

「幸せイキイキ子ども教育研究所」 として活動がスタートしました。


子どもに関わる大人が選択理論心理学に出会えば、世界が変わる。

そんな想いからの出発でした。


イキイキvision

この名称は、

釧路フレンドようちえんの

「みんな幸せイキイキビジョン」から引用したものです。

※釧路フレンドようちえんの実践については、

・釧路フレンドようちえん公式ホームページ

www.friend-youchien.com

・当研究所による視察レポート

https://npohagukumu.grupo.jp/free4742841

をご参照ください。


3.名称の変更

活動を続ける中で、

「子ども教育」という名称から、

子どもの教育だけを対象とした団体だと誤解されることが多くなりました。


より広く、多くの人に選択理論心理学との出会いを届けたい。

その想いから、

2019年6月18日

NPOの名称を

「幸せに生きる力を育む研究所」 に変更しました。


図ハビワク

4.ワークショップは、こうして生まれた(誕生秘話)

選択理論心理学を体系的に学べる場は、すでに存在していました。

けれど、

「わかってはいるけれど、実践が難しい」

「一人ではなかなか続かない」

そんな声が多く聞かれました。


それならば――

実践を支え合える仲間のコミュニティになろう。

みんなで楽しく、役に立つ交流の場をつくろう。

そうして生まれたのが、このワークショップです。


ワークショップ京都

テーマを出し、問いを投げ、参加者同士で考える。

ファシリテーターは「教える人」ではなく、

考えるプロセスを支える人


「合っている・間違っている」よりも、

「自分はどう考えるか」を大切にする場が、

少しずつ形になっていきました。


ワークショップ

こうして、

・2015年12月:幼稚園園長・教育関係者向け

・2017年11月〜:子育て中の母親向け

・2020年10月〜:ビジネスパーソン向け

と、対象を広げながらワークショップを展開してきました。


5.このNPOらしさ(他と決定的に違う点)

― 恐れや強制のない

「できる人が、できる時に、できるだけ」という選択

このNPOには、

「やらなければならない」という言葉はありません。

自らの「幸せに生きる力」を育みたい。

多くの人に選択理論心理学に出会ってほしい。

その想いが重なり合い、自然に役割分担が生まれてきました。


やりたいことがあれば、言ってみる。

やれる人と、やってみる。

誰かのアイデアに共感したら、自然に関わる。

無理があれば、距離を取ってもいい。


人が増えたり、減ったりしながら、

ゆっくりと取り組みは進んできました。


この楽しい仲間

「安心していられる」「ゆるやかな心のつながり」

こそが、私たちの大切にしてきたあり方です。

そして、何より


心から楽しめる方向で重なり合っていく調和は、

とても味わい深いものだと感じています。

それぞれ違う想いで集まりながらも、

自然と良い方向へつながっていく。


その背景には、

選択理論心理学という共通のOSがあるからかもしれません。


6.10年を振り返って見えてくる意味

私たちは、

「何かを残そう」と思って活動を始めたわけではありません。


けれど、

誰かの中に残った考え方や視点が、

人生のどこかで役に立っていたとしたら。


親子の会話の中で。

職場の人間関係の中で。

自分や他人を責めそうになった、その瞬間に。


それで十分だと、今は思えます。

この10年で育ってきたのは、

組織というよりも、

関係性と、学びの場でした。


これからも、

必要な人に、必要なタイミングで、

そっと手渡せる場であり続けられたらと思います。


By. 10th anniv.PJ



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2026年01月14日
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