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企業の理念が利益をつくる

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 よく「理念ばっかり言ってたら現実がなぁ」とか「理念と数字のバランスどうしたらええんや」とご相談を受けます。


 私の経験から、「理念か現実」か、「理念か数字か?」という見方をするとシーソーになるのです。

理念と数字は対立するものではなく、これを一体化するのが本来の姿だと思います。

理念を共有して経営するなら、徹底的に理念を具現化すれば利益が上がらなければおかしいのです。

つまり「理念=(イコール)利益」の実現なのです。


 理念にはこの会社が、どのように(あるいはどんな)価値を提供するのかが定義されています。

理念を具体化し、お客様に価値を提供し、そしてお客様に喜んでいただくから、利益が生まれるのです。

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 「理念=利益」ということが、従業員みなの腑(ふ)に落ちた時、会社の業績アップが加速します。


 同じ働くなら、数字に追われて働くより、誰かにこんなふうに喜んでもらおう、こんな価値を生み出そうと考えて、そこに自分が十分に発揮され(機能快)、それが数字という結果で見える、そんな働き方のほうが私は幸せです。


 売上は単なる数字ではなく、お客様の感謝の量、 「ああ、これだけのお客様が、お金を払ってもいいと思ってくださるほど喜んでいただいたのだ」 と感じることができます。


 「誰かに喜んでもらおう!」「役に立っている!」この気持ちいいことを徹底的に追求したら、結果として数字がついてくることになるのです。 これが、【理念に基づいて最大限に働いたら最大限の利益が生まれる】仕組みです。


 「もっと利益上げなあかんなぁ」と社長がつぶやくと、 「私たちはもっともっとお役に立てるように考えなあかんなぁ」と従業員の耳には響いてくる。

私たちのDNAに書かれた「だれかのお役に立ちたい」という想いの回路を、知恵と工夫と行動に結びつけることが「理念と数字の一致」です。


 経営者・幹部は理念を具現化したら利益が生まれる仕組みやマネジメントを構築しなければならないと思うのです。

 

2024.10.23 by T.Yamamoto



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